押入れの奥に、捨てられない私の思い出の物があります。
我が子が使っていたベビー布団です。
初めての出産が近づいてきたころ、そろそろベビー布団も買わなければと思っていた時、初孫の誕生を楽しみにしていた母が用意してくれました。
大人の布団と違い、小さくてとても可愛い柄の布団でした。
生まれるまで性別は聞かないことにしていたので、男の子でも女の子でもいいようにと黄色のベビー布団でした。
このころから、いよいよ出産が近づいている自覚が出始めていたと思います。
間もなく私も母親になり、しばらくの間は実家で体を休めることになりました。
退院して実家に向かうと、真新しいベビー布団がありました。
寝かせてみるとベビー布団が大き過ぎるのではと思うくらい、赤ちゃんが小さく見えました。
「直ぐに布団も小さくなるよ」と言われましたが、ベビー布団は本当に活用できました。
二人目が生まれた時はベビーベットにしましたが、上の子はお昼寝の時になると布団を引っ張ってきて「ネンネ」と言う仕草にとても愛おしく感じていました。
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あんなに小さくて可愛かった子供達ですが、二人とも高校生になりました。
押入れを開けるとベビー布団の上で満面の笑みを浮かべて、私の姿を目で追っていた頃を思い出します。
ミルクを吐いてしまったりして汚れてしまいましたが、子供に宝物をもらった気分になります。
一緒に寝ることもなくなくなり心配事も増えましたが、私にも孫が出来たときには、母がしてくれたように真新しいベビー布団を買って、お婆ちゃんぶりを発揮したいと思います。